pythonのベンチマーク用モジュールtimeitの使い方と落とし穴。
python標準搭載のベンチマークモジュール、timeit
。
結構便利なんですよねー、これ。
たとえば、timeモジュールに含まれているsleep関数の実行にどのくらい時間がかかるか知りたいなら
>>> import timeit >>> timeit.timeit(stmt='time.sleep(0.1)', setup='import time', number=1) # 1回だけ実行してみる。 0.09972344867259153 >>> timeit.timeit(stmt='time.sleep(0.1)', setup='import time', number=100) # 100回実行してみる。 10.05719352328316
こんな感じ。
1つ注意しなきゃならないのが、値の大きさ。100回試したら、100回分の時間が返ってきます。
つまり、一回の時間を知りたいなら試行回数で割らなきゃいけない。 ということに気付かずにあれーなんか遅いなーなんて試行錯誤してましたとさ。あーあ。
ちなみにコンソールからも使うことが出来て、
$ python -m timeit -n 1 -r 1 -s "import time" "time.sleep(0.1)" # 1回 1 loops, best of 1: 101 msec per loop $ python -m timeit -n 100 -r 1 -s "import time" "time.sleep(0.1)" # 100回 100 loops, best of 1: 101 msec per loop $ python -m timeit -n 1 -r 1 -s "import time" "time.sleep(2)" 1 loops, best of 1: 2 sec per loop
のようになります。
若干精度が低いけど、まあいいんじゃない?