pythonを使ったxml-rpcが簡単すぎてびっくりした話。
タイトルが長くてびっくり。 なんてのはどうでもよくて。
pythonの標準ライブラリは例によって凄まじいもので、なんと遠隔手続き呼び出しとかいう教科書にしか出てこなさそうなものまでサポートしています。びっくり。 いやごめん嘘、SOAPとか、twitterクライアントで使ってるアレとか同じです。
で、今回使ってみるプロトコルはXML-RPCってやつ。 その名の通りXMLをベースとしたプロトコルで、通信にはhttpを使うそうです。 使うそうなのですが、この記事ではxmlとか全く出てきません。びっくり。
さて御託はいい、使ってみようじゃないか。 まずはサーバーサイドから。
try: import SimpleXMLRPCServer as xmlrpc_server # python2.xはこっち。 except ImportError: import xmlrpc.server as xmlrpc_server # python3.xならこっち。 def Hello(): ''' 外部に公開するための関数。 なんと普通の関数である。びっくり。 ''' return 'Hello World.' def Add(x, y): return x + y server = xmlrpc_server.SimpleXMLRPCServer(('127.0.0.1', 8080)) # サーバークラスを用意。引数で渡してるの値はそのままSocketServer.TCPServerに渡されるらしい。 server.register_function(Hello) # 関数を外部に公開する。 server.register_function(Add) server.register_introspection_functions() # メソッドのリストとかヘルプとかを取得する関数を公開。 server.serve_forever()
簡単。びっくり。
そしてクライアントサイド。 出力が分かりやすいようにこちらはインタープリター的に。
>>> try: ... import xmlrpclib as xmlrpc_client # python2.xはこっち。 ... except ImportError: ... import xmlrpc.client as xmlrpc_client # python3.xならこっち。 ... >>> client = xmlrpc_client.ServerProxy('http://127.0.0.1:8080') # サーバーに接続。 >>> print client.system.listMethods() # サーバーが対応している関数の一覧を取得する。 ['Add', 'Hello', 'system.listMethods', 'system.methodHelp', 'system.methodSignature'] >>> print client.system.methodHelp('Hello') 外部に公開するための関数。 なんと普通の関数である。びっくり。 >>> print client.Hello() Hello World. >>> print client.Add(2, 3) 5
こんな感じで。 なんと普通のモジュールのように扱えるようです。すごいねー。
詳細はPython 2.7ja1 documentationのxmlrpclib、SimpleXMLRPCServerあたりをどうぞ。